ウインドシールド 豆知識
ウインドシールドは長く使っていると小さなスリ傷などがつく事がある。
ツーリングで虫や汚れが付いてそのまま放置して固まった物をウエスで拭いたりすると傷が付きやすい。
h04いくつかのウインドシールドメーカーが製品を販売しているが、それらの素材や特徴に違いはあるのか??
ウインドシールドを付けている、あるいは検討している人には気になる話。
そう。違いがあるんです・・・
アクリル(ACRYLIC) VS ポリカーボネイト(POLYCARBONATE)
ハーレーのウインドシールドで使用されている素材を大別するとアクリルとポリカーボネイトに分類される。
アクリルをよく使用しているのがメンフィスシェードやSLIPSTREAMER。
ポリカーボネイトを使用しているのがハーレー(OEMで供給元は National cycleなどと思われる)やNational cycle。
ポリカーボネイトは強度が高い事で有名で、防弾用の透明な盾をTVで見た人も多いと思うが、金属バットで殴打しても壊れないくらい強度が高い。
・Lucite(R) アクリル(ACRYLIC)
temp4aアクリルは透明度が高いのが特徴。しかし、その一方で傷が付きやすいのが欠点。
衝撃を加えると割れやすい。
このアクリルを改良した”強化型アクリル”を採用しているのがメンフィス・シェード(Memphis Shards)。
Lucite(R)という商標で登録しており、”high–impact aircraft-grade Lucite”と言われており、通常のアクリルより約5倍の対破壊強度を持つ言われる。
プラスチック加工しやすいアクリルの特徴を活かし、赤、青、緑、黄色などのウインドシールドや、下がブラックで上がブラックしかも境界は徐々に色が変わる”グラデーション”のウインドシールドを販売している。
・Lexan(R)
h03Lexan(R)はハーレー純正のウインドシールドで使用している素材。ポリカーボネイトで表面にFMRというハードコーティングがされており、傷が付きにくい。擦り傷に対する強さは約3倍以上アクリルより強い。衝撃に対する強さは10倍以上違う。
製造コストはポリカーボネイトの方がアクリルより高く、製品価格もポリカーボネイトの方が通常は高くなるがそれ以上にスリ傷に対する強さは違ってくる。
ソフテイルにウインドシールドを取り付けるカスタムガイドより抜粋