エアクリーナーの豆知識
抜けの良いカスタムマフラーには、吸気効率の良いハイフロー・エアクリーナーを装着すると、更なるパワーアップが期待できます。
吸気と排気をバランス良くカスタムする事が大切です。
ハイフローのエアクリーナーに変えて インジェクション・チューニングをしっかり行うと確実にパワーアップします。
エアクリーナーは各社から様々なデザインのものがリリースされています。 バックプレート(エアクリーナー後方のプレート)ごと交換できる物が多く、デザインも多様です。
・湿式のエアフィルター
エアクリーナーの写真を見ていると、フィルターが赤だったり青だったりブラックだったりします。
赤色の場合は湿式のエアフィルターで赤い専用オイルを塗布しているので色が変わってます。
新品は出荷時にメーカーでオイルを塗布しているので、最初から赤いですが洗浄すると赤い色は無くなります。
青色やブラックも同様です。
ハーレー用のハイフローのエアフィルターは湿式でクリーニングした後に専用のオイルを塗布する物が多いです。
※ちなみにオイルを塗る目的は、細かい埃などを吸着させるため。
湿式は雨天時にレインソックスを使用し水の侵入を防ぐ必要性があります。
・乾式のエアフィルター
乾式のエアフィルターもあります。
ハイフローのエアクリーナーでは湿式の他にオイルを塗布しない乾式の物もあります。
違いはフィルターの素材。
湿式のハイフローエアフィルターは素材にコットンを使用して、細い金属線でサンドイッチしてあります。
コットンは繊維の間にすき間がある(ノーマルの紙製に比べればはるかに細かいですが)ので専用オイルを塗布して細かい埃を吸着させます。
一方、乾式のハイフローエアフィルターはオイルを塗布しません。Synthetic(シンセティック素材:化学繊維)とステンレス素材を使用し精密な造りで均一な隙間を実現し、ホコリだけを通さない構造になっています。
シンセティック素材は繊維が細く、多くの繊維を網目状にしてあるので細かい埃も通さず、エアフローは増大します。
雨の水も通常通さないのでレインソックスも不要になりますが、豪雨の時などには水分が入ってしまう事もあるので、気になる人はレインソックスを使用します。
オイルを塗布しないので、色はステンレスのシルバー色が目立つ感じになります。