可変型エンリッチメント・デバイス(ViED-2・エンリッチナー)

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エンリッチメント・デバイスはエンリッチナーとも呼ばれ、簡単に接続でき、ローコストでインジェクション・チューニングが出来る。

エンリッチナーには調整が出来ない固定タイプとダイアルで燃調の調整が可能な調整タイプがある。
ここでは、調整が可能なエンリッチナーを紹介しよう。

エンリッチナーキットの内容

エンリッチナーキット

特徴:O2センサーの信号を変更してECUに伝える事で燃料と空気の混合比を変化させるデバイス。マフラーやエアクリーナーを変更した車両ではより多くの空気がエンジンに入るため、空燃比が狂って不調になる事があるが、それを補正する目的で使用する。

O2センサー

O2センサー

O2センサーとエンジンの間にこのデバイスを組込み、調整するだけで使用できる。外す時はコネクタを外して元の接続に戻せば元に戻る。

コネクタとスクリュー

コネクタとスクリュー

エンリッチナーの取り付けと調整

  1. フロントおよびリアのエキゾーストパイプにあるO2センサーの位置を確認して、そのコネクタを探す。コネクタはO2センサーから15~20cmくらいの場所にある。(一部車種ではリア用コネクタはシート下にある。)
  2. O2センサーのコネクタを外し、そこにエンリッチメント・デバイスを挿入する。
  3. エンリッチナー本体に出力を調整するスクリューが付いているので、これを回して最も調子が良い状態に調整する。

[エンリッチメント・デバイス(ViED-2)のしくみと限界について]

エンリッチナーは取り付け・取り外しが手軽で値段も比較的リーズナブルだが、その分、効果にも限界がある。

O2センサーからは「エンジンの排気ガス中に酸素成分があるかどうか」のフィードバックがECMへ送られ、ECMはその値をもとに濃い・薄いを判断して燃調の補正を行っている。

O2センサーとECMの間にエンリッチメント・デバイスを入れて信号に補正をかけ、”まだ薄いよ~”という信号を送る事で
燃調を濃くするのがこの製品のコンセプト。

しかしO2センサーはあくまで補正であって、ECUのマップ情報は変わっていない。スタートして加速しているとECUはO2センサーの補正機能は使用せずアクセル開度と回転数でマップを読み取り燃料噴射量を計算している。つまりこのデバイスは効果が出ない。

定速走行ではO2センサーの補正が働くが、そもそも不満が出やすいので加速時なので・・・
おまけに”薄いよ~”と信号をいつも送るので燃費が悪くなることが多い。

上記のような理由から、エンリッチナーではすべての回転数で快適な状態を作り出すことは無理。
特に社外メーカー製の抜けの良いマフラーを装着している車両では調整が難しい傾向がある。

しかし、無いよりは効果が実感でき、これで十分という人もいるので、入門用として使ってみてもいいかも。

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