バンス&ハインズのフュエルパックは、インジェクション車で燃調をとるためのサブコンです。
設定が簡単で迷わない、という特徴がある。
![フュエルパック](/custom_guide/wp-content/uploads/3006-2.jpg)
フュエルパック
標準装備の車載コンピュータに接続して、インジェクションの補正の役割をする。車載コンピュータと置き換えてしまうフルコンとはこの点で大きく異なる。
フュエルパックは付属のコネクタを車載コンピュータ(ECU)に接続して使用する。
![車載コンピュータ(ECU)](/custom_guide/wp-content/uploads/15010-2.jpg)
車載コンピュータ(ECU)
ECUはシート下にあるので、フュエルパックも同様にシート下へ収納する必要があるが、車種や年式によってはスペースが不足するため、サイドカバー内に入れたり周囲のパーツを移動させる場合もある。
取り付けができたら次に設定を行う。
バンス&ハインズから車両やマフラーの組み合わせごとのデータが公開されているので、あらかじめ調べておく。
自分のハーレーの車両やマフラーの組み合わせのデータが公開していない場合は、問い合わせると教えてくれる。(ワールドモーターライフではもちろんUSAのVanceに問い合わせて日本語説明書と一緒にお届けします)
※バンス&ハインズのホームページで公開データは調べられる。下図のような表が出力される。
![設定値のデータ](/custom_guide/wp-content/uploads/450.jpg)
設定値のデータ
![データ入力に使用するディスプレイとボタン](/custom_guide/wp-content/uploads/2006-2.jpg)
データ入力に使用するディスプレイとボタン
出力されたデータを参照して、フュエルパックにデータを入力していく。
年式により、スロットルのポジションを記憶させる儀式を行う。
※バンス&ハインズから公開されているデータはすべてハイフロータイプのエアクリーナー用なので、ノーマルエアクリーナー装着車ではやや濃いめのセッティングになる。
※フュエルパックではアイドリングを落としたり、回転域ごとに燃調を変えたりはできない。
![シート下へ取り付けたところ](/custom_guide/wp-content/uploads/3007-2.jpg)
シート下へ取り付けたところ
Vance&Hinesからは新しく FUEL PAK fp3 という製品も出てきたが、こちらはスマホを使用して車載コンピュータのマップデータを書き換える方式なので、まったく異なる製品である。