ハーレーの車検について

ショップで取ってもらうかユーザー車検か?

車検はディーラーやカスタムショップにまかせれば安心で、色々な場所を点検してもらえる。
ハーレーのカスタムショップならハーレーについて詳しく、あの年式のどの部品は弱いので交換していた方が良い、など熟知している。

自分で車検場に持ち込むユーザー車検もあるが、費用を押さえれる反面、自分でしっかり点検できる人でないと長く調子よく乗れなくなる。

shaken01車検場は通りからあまり目立たない
(例)練馬車検場

車検で落ちる事もあるので、事前にどういう点に気を付けなくてはならないか調べて臨もう。

shaken-sp-1車検場では2輪車と4輪車では検査ラインが異なる

ユーザー車検初めての人は、事前に書類を購入する(車検場で数10円)か、ネットで事前に予約しておいて早めに行って書類を用意し、検査場では”ユーザー車検初めてです”と言えば、丁寧に対応してもらえるはず。

ユーザー車検の場合の予約方法

車検を受ける2週間前位から受け付けているので、受けに行く登録事務所に予約をいれる。 (各検査登録事務所のホームページを確認する)
車検で落ちた場合は、その部分だけ直してもう一度見てもらう必要があるので、早めの時間の予約がおすすめ。
車検場の近くに書類を記載してくれる代書屋さんもあるが、それほど複雑ではないので、ユーザー車検の場合は窓口で聞きながら自分で記入できる。

テスター屋さんを活用しよう

ユーザー車検なら車検場の近くにある民間の車検予備検査場(通称テスター屋さん)を活用しよう。
車検で必ず調べられて落ちやすいのが、ヘッドライトとメーター速度と排ガス。
こういった項目をテスターでチェックしてライトの照射角度などを受かるように調整してくれる。費用は数千円と安く、無駄な手間と不安を解消してくれる。
カスタムショップやディーラーなども車両を持ち込むので、日によっては込むこともあるが流れは比較的早い。
ライトは一番引っ掛かりやすい。機械が自動で照度と角度を調べるが、前回の車検から何も触ってなくても角度はずれる。テスター屋さんで調整してもらう。
照度は暗くて落ちる場合がほとんど。特にハーレーの旧車や年式が古い場合はエンジンの回転数を上げて電圧を上げておくと検査に通りやすい。

構造変更が必要な場合

カスタムでバイクの全高や全幅などが変わる場合は、陸運局へ「構造変更申請」を出す必要がある。
取り外し可能なサドルバッグやウインドシールドなどは寸法が変わっても構造変更申請は不要。
恐らく、一番多いのはハンドルをエイプなどに交換した時など。


構造変更が必要な規定は以下のとおり。


 (1)車体の長さに3cm以上の変更があったとき
 (2)車体の幅に2cm以上の変更があったとき
 (3)車体の高さに4cm以上の変更があったとき
 (4)重量に50kg以上の変更があったとき

この(2)と(3)はハンドルを交換すると容易に抵触してしまう・・・

構造変更はそれだけで申請可能だが、車検時に一緒に行うと面倒でなくスムーズにいく。
車検時以外に行うと、新しい車検証が発行されて残っていた車検期間は無効になってしまうので、車検時に同時に行うのがベスト。
手続きや検査内容は車検時とほぼ同じで、費用もほとんど変わらない(数100円程度の差)。
書類が不安な人は車検場の近くにある行政所書士センターみたいな所に行けば書類を有料で記入してくれる。

もちろんユーザー車検で行う事もできるが、ユーザー車検も面倒という人はショップに車検を依頼して一緒に行ってもらう。
ちなみに車検はどこの車検場でも取れるが、構造変更は登録した運輸支局や自動車検査登録事務所で行う必要がある。
構造変更の申請・手続き方法
構造変更に必要な書類は、以下のとおり
・自動車検査証(車検証)
・自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証)
・自動車税納税証明書(自宅に送られてくる物)
・認印
・申請書類一式・・・車検場でセットで購入できる(数10円)
  自動車検査票
  点検整備記録簿
  申請書(2号様式)     (←※この書類が車検と異なる)
  手数料納付書
  自動車重量税納付書

複雑な改造の場合は概要説明書など書類も増えて判定が出るまでの日数もかかるケースもあるようだが、ハンドルだけ程度であれば当日判定が出て、車検とほぼ変わらない手続きになる。
ユーザー車検が苦でない人はチャレンジしてみよう。
カスタムパーツを元に戻すよりよっぽど楽。

この際、ユーザー車検やってみよ~
(マフラーとか色々変えてる人はショップに相談が良いかも・・)