トルクスレンチ

ハーレーではトルクスと呼ばれる星型ヘッドのボルトが多用されている。
主に、ハンドルのスイッチボックス廻りやダービーカバー、タイマーカバー等に使用されている。
比較的簡単に交換可能なのでカスタムする人も多く、トルク値も低くL型レンチで簡単に交換できるので、ぜひ持っておきたい。
その他、高トルクの太いトルクスボルトはL型レンチでは難しいのでビットソケットタイプがオススメだ。

また、トルクスには通常のトルクスレンチが使用できないように中央に突起を入れてある物がある。
このタイプのネジにはタンパープルーフ・タイプのレンチを使用する。
タンパープルーフのレンチは中央が凹んでいるので、非常に強く締めてあるネジに使用すると レンチが破壊してしまう事があるので、そういった場合には通常のトルクスレンチを使用した方が良い。

 

L型レンチは主に軽いトルクで締まっているボルトに使用する。
ダービーカバーやタイマーカバー等の交換には非常に適しているので、持っておきたい工具だ。
半面、高いトルクには向かないので注意。

写真の工具:【HT-12715

 

ビットソケットはラチェットレンチに差し込んで使用する。
作業効率が大幅に上がり、高トルクのボルトも簡単に緩める事が出来る。
但し、適切なトルク値を把握していないと、思っている以上のトルクがかかりネジ山を壊したりボルトが簡単に折れたりするので注意して使用する。
特にダービーカバーやタイマーカバー等のボルトに使用すると簡単に折れてしまう。
サイズによりラチェットレンチの差し込みサイズも変わる。
これはトルクに合わせた適切な差し込みサイズになっているので、アダプターセット等でサイズを変えるのは、緊急時か適切なトルク値を理解している場合のみにしよう。

写真の工具:【10086A