SHORAI(ショーライ)リチウムバッテリー

SHORAI(ショーライ)はリチウム方式のバッテリー

放置しておいてもバッテリーの充電量の低下がほとんどありません。

通常のバッテリー(鉛を使用)は自己放電してしまうので、車両に取り付けたまま数か月放置すると使えなくなります。
SHORAIは車両に取付けたままの状態で数ヶ月放置しておいても、充電量がほとんど減らないので問題なく始動することが可能です。

充電量が低下してきた場合は専用の充電器に接続し、各セルのバランスを整える事によって寿命を延ばす事が可能です。

寒冷時の始動性

リチウムバッテリーは、温度が低下するにつれて出力電流が低下する特性があります。
しかし、電流を流すとバッテリーの温度が上昇し活性化するので、クランキングが強くなる特性があります。
通常の鉛酸バッテリー(AGM含む)は、クランキングの度に抵抗が上昇(電圧が低下)し、クランキングの力が弱くなります。
リチウムバッテリーの場合は、一度目のクランキングより2度目の方が活性化して力強く回ります。最初のクランクキングがバッテリーを温め活性化するのです。
寒い時期はまずキーONにしてヘッドライトを点灯し、低温環境でクランキングする前に少量の電流をバッテリーに流しておきます。
30秒~数分でバッテリーを活性化でき、クランクキング性能を上げることができます。
気温が-10℃以下の場合、クランクキング前にヘッドライトを数分から4~5分間点灯した状態にしておけば、最初のクランクキングで始動出来、バッテリーも長く使えます。
通常の鉛酸バッテリーでは放電すればどんどん弱くなりますが、リチウムは電流を流す事で多くの電流を流せるようになります。
1回目のクランキングより2回目のクランキングの方が力強く回ります。
寒冷時はクランキングの前にヘッドライトなどで電流を流しておくことがリチウムバッテリーを使用するコツです。
ハーレーでは重いフライホイールを採用している為、他のバイクより始動時にクランキングが重い特徴があるので、この特徴を理解しておく事が重要です。

弊社スタッフの車両(2006年 FLHX)では寒冷時には5~10分程、放置してから始動します。
朝一旦エンジンがかかってしまえば、ツーリングなどの出先ではすぐにかかるようになります。

※1度目のクランキングでエンジンがかからない場合に、数秒程度ですぐにセルを廻さないで下さい。
30秒程度経ってから(その間ヘッドライト点灯でリチウムバッテリーを温める)セルを廻して下さい。
そうする事により、スタータークラッチに余計な負担がかからないようになります。

バッテリー上がり

SHORAI LFXバッテリーは自己放電が非常に少ない特性を持っています。
但し、バッテリーを車両に接続したままの状態で保管した場合、車両の暗電流で放電が進みバッテリー上がりを起こしてしまう事があります。
特にセキュリティ装置を装備している場合は電流を消費するので、バッテリーのマイナスケーブルを取り外しておくかSHORAI 専用充電器の保管モードをご使用頂く事をお勧め致します。

SHORAI(ショーライ)リチウムバッテリー への2件のコメント
  1. ランボー

    ハーレーの充電器は対応していますか
    1994年車1340ccです

    1. worldmotor

      リチウムバッテリーとAGM(鉛)バッテリーは同じ12Vでも特性が違います。
      充電時に電圧を見ながらチャージャーが電流を調整しているので、通常のバッテリーチャージャーをリチウムバッテリーに使用するのはあまりお勧めできません。
      車両に取り付けた状態では、同じようにジェネレーターから13~14V程度の電圧でチャージしますので、使える事は使えますが、
      満充電できなかったり、いっぱいになってもっすぐには充電電圧が下がらず充電が続いたりする可能性があると思います。

      SHORAIのリチウム用チャージャー

      バッテリーは内部が6個くらいのセルに分かれており、それぞれが2V位の電圧を持ちますがバラツキがあり例えば 2.1V だったり 2.3Vだったりします。
      通常のAGM(鉛)バッテリーはセル事の充電はできないですが、SHORAIのチャージャーは通常の2本線の充電器ではなく、内部のセル別に充電するチャージャーです。なので、それぞれのセルに最適な電圧でフル充電できます。
      プラスとマイナスの2本で充電する方式は、セルにより不足の状態だったり、フルなのに充電が続く、といった事になりやすくなります。

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