インジェクション・チューニング

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インジェクション車は燃料の噴射量を車載コンピュータが決めている。利点は温度などの条件で燃料の濃さを変えたり、スロットルオフなど不必要な時には燃料を少なくして燃費をよく出来ること。
問題は、マフラーやエアクリーナー等を変えた時。
4輪車にはエアフローメーターと呼ばれる吸入空気量を計測するセンサーが装備されているが、ハーレーダビッドソンにはセンサーが無く、流入する空気量は判らない。その為、コンピュータの中に回転数とアクセル開度に応じた空気の充填効率というマップを持っている。
マフラーやエアクリーナーを変えてしまうと、シリンダーに吸い込まれる空気量が増える。空気量が増えても燃料噴射量は変わらないのでシリンダー内の燃料が薄い状態になってしまう。燃料が薄いとパワーやトルクが出ないだけでなく、シリンダーの発熱が増えたりもする。
実際にチューニングが必要かどうかは、マフラーの種類やハイフローエアクリーナー(ノーマルより効率の高いエアクリーナー)装備の有無で変わってくる。
増大した流入空気量に合わせて燃料も増やしてやればノーマルよりも大きなパワーになる。この調整作業をインジェクション・チューニングと呼ぶ。