スポーツスター2004~2013のマフラーの特徴

スポーツスターのノーマル・マフラーはテーパ形状で、太さは3インチ径で外観はUSA仕様と同じ(横から見ると違いは無い)が、日本仕様だけ特別に音量を落とす為に内径を細くしてあり、後ろから見ると違いがよく解る。

日本仕様は静かにしてあるので排気抵抗も大きく、エンジン出力も北米(USA)仕様に比べ落ちてしまう。(図1)

北米仕様マフラー(左)と日本仕様マフラー(右)図1、北米仕様マフラー(左)と日本仕様マフラー(右)

スポーツスターのマフラー(2004~2013)と連結管図2、スポーツスターのマフラー(2004~2013)と連結管

ハーレーのマフラーの特徴は連結管で前後が繋がっているという事(ソフテイルやツーリングなども同様)。連結部は前後の排気管を連結する事で排気効率を上げ、トルクをアップさせる事に役立っている。

連結部はマフラーの前方にあり、連結管を通じて前後のマフラーのエキパイ部を接続する。排気音の歯切れを良くするために連結管をふさぐ方法もあるが、トルクが落ちる割に音はそれほど良くならない。

連結管はマフラーのステーも兼ねていて、前後のマフラーそれぞれ2本のボルトで固定する。