ハーレー用のハイフローエアクリーナーとノーマルエアクリーナーの違い

ハーレーに限らないが、ノーマルのエアクリーナーはペーパー(紙)のフィルターで出来ていて使い捨て。
価格は安いが繊維の目が揃っていないのと繊維の幅が広いので吸入抵抗が比較的高い。
使っていくとゴミやホコリがたまり黒くなってくるが、ノーマルフィルターは汚れたら交換が必要になります(掃除しても汚れは取れない)。
それに対してカスタム用ハイフローエアフィルターは吸気効率が高く、しかも洗浄して繰返し使えます。
ハイフローエアクリーナーは素材にペーパーではなく、コットンや化学繊維を使用しています。
繊維の目が均一で紙に比べて微細な素材なので、ホコリ等を取り除く性能を落とさないで吸気効率を高くできます。
しかもコットンや化学繊維を使用しているので、専用のクリーナーで洗浄して繰り返し使用が可能になります。

ノーマルエアクリーナー/ぺーパー製でしかも吸気面積が小さいノーマルエアクリーナーはぺーパー製でしかも吸気面積が小さい

ハイフローエアクリーナーは面積も大きいハイフローエアクリーナーは吸入抵抗が低く、面積も大きい

ハイフローエアフィルターは高性能なコットン製ハイフローエアフィルターは高性能なコットン製

ハイフロー・エアクリーナーには色々なデザインの物があるので、デザイン面でも交換してカスタムする楽しみがあります。ハーレーのエアクリーナーはエンジン右側の中心にあり、とても目立つ存在です。

ハイフローのエアクリーナーに交換すると吸入抵抗が減り空気が沢山吸い込めるようになります。
インジェクション車では燃料をコンピュータが制御しているインジェクターと呼ばれる燃料噴射装置で噴射しています。
噴射量はエンジンの回転数とスロットル開度で決まるので、空気だけ多く入ると混合気が薄くなってしまいます。
その為にインジェクションチューニングで適正な空燃比に調整が必要になります。どれだけの燃料をどの回転数とアクセル開度で噴射するかは車載コンピュータ(ECM)の中に2次元のマップとして書き込まれています。このマップを変更するのがインジェクションチューニングです。
チューニングしなくても走らない訳では無いが、チューニングすると増大した空気に合わせて燃料を適正に供給できるのでパワーやトルクがアップします。また、薄くなった状態ではエンジンの温度が上がったりするがそれも改善できるのでお勧めです。