ウィンカー本体を交換する

ウィンカー本体を交換

①USA仕様と日本仕様の違い

アメリカでは、ウインカーの色がアンバー色でも赤色でもOKで、リヤ用は赤のウインカーが多い。 日本ではストップランプと同じ色の赤は認められていない。
USA仕様パーツは色の違いに気をつけなくてはならない。

フロント用ウインカーは日本もUSAも色は同じアンバー(橙色)だが、日本仕様はシングルバルブでUSA仕様はデュアルバルブと違いがあり、電球だけ交換すると使えないので注意が必要だ。
ウインカーごと交換する場合は、配線を1本繋がなければ同じになるので使える。
結局、USA仕様のウインカーはフロント用をフロントとリアの両方に使用するが、配線は2本だけ(ポジション以外)接続するという使い方になる。

②LEDウインカーはそのままでは使用できない(CANBUS以外)

LEDは消費電力が少なくて良いが、通常のウインカーから変更すると点滅が早くなりそのままでは使用できない。
これは”ハイフラ”と呼ばれる症状だが、ウインカーの球切れを知らせる為にわざとそういう設計になっており、LEDのような低消費電力のデバイスを考慮していないから。
ロードイコライザーというデバイスを使用すれば問題なく使用できるようになる。
ロードイコライザーは電流を流す抵抗デバイスで、通常の電球と同等の電流を流す事で点滅間隔をノーマルに合わせる。
抵抗タイプのロードイコライザーは発熱が激しく、注意が必要だ。

しかし、ハーレーの場合は、セキュリティを装備している事が多く、この回路がウインカーモジュールに搭載されており、セキュリティ装備車では抵抗タイプのイコライザーでは正しく動作しない。専用イコライザーが販売されているのでそちらを使用する。
ちなみに、2011年モデル以降(CanBusシステム採用)だとイコライザーなしでもLEDウインカーが問題なく使用できる。ただ、インジケーターはハイフラとなる。これはこれはコンピューターからライダーへの「玉切れですよ」という警告である。
一度接続してみて気になるあればイコライザーを接続しても良いかも知れない。(消費電力は増えるのでLEDにする意味はなくなる。)

ミラー内蔵型ウインカーを使用する時

ミラー内蔵型ウインカーを使用する場合

③ミラー内蔵型ウインカーを使用する時

ミラーにウインカーが内蔵されている物もある。 LEDで消費電力が少なく、通常のウインカーと並列接続にして、同時点滅の配線にすれば 特に問題はない。通常のウインカーを外してミラー内蔵のLEDウインカーだけにする場合は、やはり 消費電力が少なすぎる問題があり、ロードイコライザーを使用しなくてはならなくなる。