
2025年のハーレーダビッドソン・クルーザーは、エンジンや吸排気、電子制御を中心に大きなアップデートを受けました。
対象となるのは、次の6モデルです。
Street Bob(FXBB)
Heritage Classic(FXBB)
Fat Boy(FLFB)
Breakout(FXBR)
Low Rider S(FXLRS)
Low Rider ST(FXLRST)
この記事では、2025年型クルーザーの変更点と、各モデルがどのように変わったのかを、
カスタムパーツの適合に重点を置いて紹介します。

2025年型クルーザーとは??
2025年型クルーザーは、ハーレーのSoftailシャシーを採用した6モデルを中心とするラインナップです。
簡単に言うと、2025年型は、
エンジンを新型117へ統一
電子制御を大幅に追加
吸排気をモデル別に再設計
した新世代のSoftailです。
フレームや基本的な車体構成は従来型を継承しているため、一見すると大きく変わっていないモデルもあります。
しかし、エンジン、吸気、排気、スロットル制御、電装などは変更されています。
そのため、「Softail用」「Milwaukee-Eight 117用」と書かれたパーツでも、2025年型に適合するとは限らないので注意が必要です!
2025年型最大の変更点について
最大の変更点は、クルーザー6モデルすべてに新しいMilwaukee-Eight 117エンジンが搭載されたことです。
ただし、全モデルが同じ117ではありません。
車両のキャラクターに合わせて、次の3種類に分けられています。
| エンジン仕様 | 搭載モデル |
| 117 Classic | FXBB/FLHC |
| 117 Custom | FLFB/FXBR |
| 117 High Output | FXLRS/FXLRST |

117 Classicは、低中速で扱いやすいトルク特性を重視した仕様です。
117 Customは、Fat BoyやBreakoutに合う太いトルクと、カスタムモデルらしいフィーリングを狙っています。
117 High Outputは、中高回転域まで力強く伸びるスポーツ仕様です。
同じ1,923ccでも、カム、吸気、排気、エンジン制御が異なります。
ここは、カスタムパーツを選ぶうえで重要なポイントです!


吸気系とスロットル機構を刷新
2025年型の117エンジンでは、シリンダーヘッド、吸気ポート、スロットルボディ、インテークマニホールドが新しくなっています。
新しいインテークマニホールドは、丸型のスロットルボディから楕円形の吸気ポートへ、空気をスムーズに流す設計です。
この変更により、従来型Milwaukee-Eight用のエアクリーナーやバックプレートが、そのまま装着出来ません。
また、2025年型ではRoad・Rain・Sportのライドモードが標準装備されました。

電子制御スロットルを使い、モードごとにスロットルレスポンス、エンジンブレーキ、トラクションコントロールなどを切り替えます。
そのため、インジェクションチューナーやサブコンを選ぶ場合も2024年モデルとは適合が異なりますので注意が必要です。
マフラーはモデルごとに仕様変更
2025年型では、搭載する117エンジンに合わせてマフラーも再設計されています。
| モデル | 排気方式 |
| FXBB | 2-into-1 |
| FLHC | 2-into-1 |
| FLFB | 2-into-2 |
| FXBR | 2-into-2 |
| FXLRS | 2-into-1 |
| FXLRST | 2-into-1 |

FXBBとFLHCには、117 Classic用の2-into-1エキゾーストを採用。
FLFBとFXBRは、117 Customに合わせた2-into-2エキゾーストです。
FXLRSとFXLRSTには、117 High Outputの性能を引き出す2-into-1エキゾーストが装着されています。h
マフラー交換では、エキパイの取り付け位置だけでなく、O2センサー、触媒、ステー、ヒートシールドの仕様も確認が必要です。
また、2-into-1モデルに関しましては、スリップオンマフラーを装着にあたり2024年モデルでは用意が必須であったガスケットとO2キャンセラーが不要となったのも注意したいポイントです。


スロットル機構の変更で、ハンドルバーとグリップの適合も変更
2025年型クルーザーでは、スロットル機構の仕様が変更されています。
この変更により、ハンドルまわりのカスタムでは、特に次の2点に注意が必要です。
- ハンドルバー
- スロットルグリップ
従来モデルと同じ電子制御スロットル車であっても、2024年以前のSoftail用ハンドルバーやグリップが、そのまま2025年型へは出来なくなりました。
ハンドルバーを選ぶ際は、外径や幅、高さだけでなく、スロットルセンサーの取り付け構造や右側内部の加工形状が2025年型に対応しているか確認する必要があります。

グリップについても、単に「電子スロットル用」「Throttle-by-Wire用」という表記だけで判断せず、2025年以降のクルーザーに適合する製品かを確認してください。
そのため、ハンドルまわりをカスタムする場合は、次の項目を確認することが重要です。
- 2025年型クルーザーへの適合表記
- スロットルセンサーの取り付け構造
- ハンドルバー右側の内部加工
- グリップのスロットル機構への対応
- モデルごとのケーブル・配線の長さ
ハンドルバーとグリップを購入する際は、「Softail用」「電子スロットル用」という表記だけではなく、2025年式と対象モデルがメーカーのメーカーの適合表に明記されているかを確認しましょう。
見た目が似ていても、パーツ適合には注意
2025年型クルーザーは、2024年型と外観上の違いが少なく、一見すると従来のパーツを
そのまま流用できそうに見えます。
しかし、実際にはエンジンや吸排気、スロットル機構などが変更されており、マフラー、エアクリーナー、
ハンドルバー、グリップなどは適合が異なる場合があります。
パーツを選ぶ際は見た目だけで判断せず、2025年式と対象モデルへの適合が明記されているか、
必ず確認しましょう。
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