ハーレーホイール 純正と社外の違い

ハーレーのホイールは純正と社外では若干扱いが異なる。
ハーレー純正の場合は、ベアリングなどを含む“インストレーション・キット”が別途必要で、日本で組み込む(カスタムショップやバイクタイヤショップで行える)。別途購入が必要なので注意が必要だ。
インストレーションキットは車種で選ぶので、いくつかの車種に同じホイールが使用できる。(詳しくはこちらを参照) ベアリングはショップで引き抜いて、その中のスリーブを交換したりする事は可能だが、注文時に間違えないように気を付けたい。

ベアリング組み込み前 イメージベアリング組み込み前

ベアリング組み込み後 イメージベアリング組み込み後

一方、アレンネスやパフォーマンスマシンなどのメーカーでは、日本からオーダーする時にサイズと共に車種を指定する。
メーカーからはベアリングが組み込まれた状態で出荷される。
ビレットホイールをメーカーに発注時には日本向けにJWLマークの刻印を依頼しなくてはならない。JWLマークは車検に必要で、日本向けにだけ 刻印される。(スポークホイールには不要。)

パフォーマンスマシン(Performance Machine)のホイール

美しい造形で知られるパフォーマンスマシンのホイールにはいくつかの種類があるが、代表的なのがアルミの鍛造 ホイール。美しいだけでなく、軽量で強靭でもある。

輝くクロームホイールとブラックホイールの他に、Contrast Cut(コントラストカット)とContrast Platinum cut(プラチナカット)のホイールがある。コントラストカットとプラチナカットは両方ともブラックとアルミ削り出しのコントラストが美しい仕上げだが、プラチナの方は削り出し部にポリッシュ加工を行ってあり、滑らかな仕上がりとなっている。もちろん両方とも表面は皮膜加工を行ってある。
なお、ホイールのデザインにより、コントラストカットしかない物とプラチナカットしかないホイールなどがある。ちなみに、エアクリーナーなども同じ呼び方のカットがある。

Performance Machineのクローム・ホイールPerformance Machineのクローム・ホイール

Performance Machineのクローム・ホイールコントラストカット・ホイール

Performance Machineのクローム・ホイールプラチナカット・ホイール

ホイールに合わせて、ブレーキローターやスプロケットもリリースされているので、合わせて装着するとカスタムの 完成度が上がる。エアクリーナーも同じデザインで用意されている物もある。

アレンネ(Arlen Nes)のホイール

オリジナルティあふれる美しいカスタムパーツで有名なアレンネスからも美しく軽量で強度の高いアルミ・ホイールが リリースされている。
ブレーキ・ローターやエアクリーナーなども同じデザインで高性能な物が用意されている。
アレンネスからは、高性能なインボード・タイプのブレーキも最近リリースされた。
交換する時は、フォークボトムをクロームに変えたり、ブレーキキャリパーをクロームに変える人も少なくない。

ローランドサンズ・デザイン(Roland Sands Design)のホイール

ローランドサンズ・デザインからもデザインの美しいアルミ・ホイールがリリースされている。
強度的にはパフォーマンスマシンやアレンネスなどと互角なので、デザインや他のパーツとの統一感で選ぶ人も多い。 ホイールを交換する時にインチアップなどする場合は、フェンダーとの干渉にも気を付けたい。