ハーレーのホイールベアリングについて

ハーレーでホイールのカスタムを行う時の注意点は、ホイールの径と幅の他にベアリングにも注意したい。

ハーレーのホイールに使われているベアリングは、共通ではなく、年式と車種により変わる。

このため、純正ホイールは年式と車種に応じたベアリングやスペーサがセットになったホイール・インストールキットが別売設定されており、カスタムショップなどでホイールにベアリングを打ち込んでもらう。

ベアリングは抜くことも可能で入れ替えるという事もある。

ホイールベアリング
ベアリング交換作業

ハーレー純正以外のホイール(アレンネス、パフォーマンスマシン、RSDやDNAなど)はメーカーに車種と年式を伝えてベアリングを打ち込んでから出荷される。したがってボルトオンでも交換できたりする。

ハーレーでも1999年モデル以前の車種にはニードルテーパーベアリングが採用されていた。

2000年以降はシールタイプのベアリングが採用され、コストダウンとともにメンテナンス性がアップした。

ニードルテーパーベアリング
シールベアリング(左のベアリングはABS用)

また、ベアリングの外径は両者で異なっている。このため、1999年以前のハーレー用ホイールと2000年以降のハーレー用ホイールはハブ部分の互換性が無いので、中古ホイールの購入などの際は注意したい。

2000年モデル以降は以下のように車種により3/4インチ(約19mm)径と1インチ(約25.4mm)径のベアリングが使われているモデルが混在し、同じモデルでも年式により異なったサイズが使われたりしており、複雑だった。
しかし、2008年以降は現在まで25ミリ径のものが使われている。
各ベアリングの差は1mm以下だが、もちろん互換性はなく車軸にぴったりのベアリングを打ち込んでもらう必要がある。

【スポーツスター】

  1. フロントホイール
    2000年~2007年モデルまで3/4インチ
    2008年モデル~25mm
  2. リアホイール
    2000年~2004年モデルまで3/4インチ
    2005年~2007年モデルまで1インチ
    2008年モデル~25mm

【ダイナ】

  1. フロントホイール
    2000年~2003年モデルまで3/4インチ
    2004年~2007年モデルまで1インチ(2005年FXD,FXDWGのみ3/4インチ)
    2008年モデル~25mm
  2. リアホイール
    2000年~2003年モデルまで3/4インチ
    2004年モデルは1インチ
    2005年モデルは3/4インチ
    2006年~2007年モデルまで1インチ
    2008年モデル~25mm

【ソフテイル】

  1. フロントホイール
    2000年~2006年モデルまで3/4インチ
    2007年モデル~25mm(2007年FLSTSCおよび、2008年以降クロスボーンズのみ3/4インチ)
  2. リアホイール
    2000年~2007年モデルまで3/4インチ
    2008年モデル~25mm

【ツーリング】

  1. フロントホイール
    2000年~2007年モデルまで1インチ
    2008年モデル~25mm
  2. リアホイール
    2000年~2001年モデルまで3/4インチ
    2002年~2007年モデルまで1インチ
    2008年モデル~25mm

【VROD】

  1. フロントホイール
    2002年~2007年モデルまで1インチ
    2008年モデル~25mm
  2. リアホイール
    2002年~2007年モデルまで1インチ
    2008年モデル~25mm

ベアリングには通常のベアリングの他にABS用のベアリングが存在し。ABSのセンサーが信号を拾えるような造りになっている。

スピードセンサー(フロント)
スピードセンサー(リア)

ホイールをオーダーする時は車種と年式とABSの有無に注意しよう。

間違えると後でベアリングを打ち換える事になる。

また、フロントホイールのインチアップの際には、ABS用ベアリングもインチアップ専用品となるので、注意しよう。例えば19インチから21インチや23インチにインチアップする時には通常のABSベアリングではなく、インチアップ用がありそちらにしないと正しく動作しない。

特にフロントホイールのインチアップやリアホイールのワイド化をお考えの方でよく判らない場合は、セッティングを信頼できるプロショップに依頼されることをお勧めしたい。