【短いのに荒々しい。】バッサーニ “ショート・リッパー” 2-1フルエキが覚醒

【短いのに荒々しい。バッサーニ “ショート・リッパー” 2-1フルエキが覚醒】

バッサーニのショート・リッパーは、ただ“音を変えるパーツ”ではありません。ショート2-1という攻めたレイアウトで、排気の流れを一気にまとめ上げ、スロットルを開けた瞬間の反応にダイレクトに効くフルエキです。ステンレス特有の荒々しさに、ブラシ仕上げのワイルドさが加わり、ストリートボブ、ローライダーS、スリム、ファットボブといったM8ソフテイル達のキャラクターを一段上へ引き上げる仕様。2025年モデルのタイマーカバー形状変更にも対応し、見た目と性能の両方で“今のハーレー”にフィットする一本です。触媒あり/なしで性格は変わるものの、根っこにあるのは“バッサーニの速さ”そのもの。

  

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ショート2-1の鋭い立ち上がりを味わう

ショート・リッパー最大の魅力は、前後エキパイを1-3/4 → 1-7/8インチへ段階的に太くしながら集合させ、排気の流れを一気に加速させる構造です。

長いマフラーでは得られない“瞬発的な抜け”があり、スロットル操作に対するレスポンスがとても軽い。街中での加速ポイントで、明らかにリアタイヤの蹴り出しが鋭くなる感覚が出ます。

ステンレス特有の乾いた響きと、ショートならではの“抜けきる感じ”が組み合わさり、走りながら思わず笑ってしまうような野性味をまとったパワー特性です。

触媒ありなら音量が落ち着き、扱いやすさが増します。 触媒なしなら、より鋭さが顔を出し、スポーティな乗り味へ寄っていきます。 嘘は言えないので正直に書きますが、“どっちが良いか”はライダーの好み。芯は同じく、バッサーニらしいトルクの立ち上がりです。

 

2025モデル対応の取り回しと、装着後のルックスのキレ

2025年モデルで変更されたタイマーカバー周りは、これまでのエキパイだと干渉が起きるケースがありますが、このショート・リッパーは取り回しを最適化して対応済み。

“ギリギリを攻めた取り回し”というより、設計としてしっかり余裕を持たせており、最新ソフテイルでも問題なく収まります。

ルックス面でもショートタイプは強い武器です。 タイヤがしっかり見える、リア周りが軽くなる、ステンレスのブラシ仕上げが機械的な存在感を出す。ここは完全に好みですが、ショート・リッパーは“走れる雰囲気”を作るのがとても上手い。

スラントシェイプのエンドキャップも、角度の付き方が絶妙で、マフラー交換後の後ろ姿が一気に締まります。

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日常使いを考えた実用部分も確保

剛性のあるステンレス。前後エキパイのヒートシールド付属。
12mm/18mm両対応のO2センサーポート。
これらは“便利そうに聞こえる一般的な仕様”に思えるかもしれませんが、実際に装着するとありがたさが分かります。
・ヒートシールドは見た目だけでなく、ズボンの溶けやすいポイントをしっかりカバー
・12/18mm対応は、純正ECMで乗る人も、チューニング前提の人もどちらでも困らない
・ステンレスは経年の焼け色が乗り、乗れば乗るほど表情が変わる “カスタムして終わり”ではなく、“カスタムしてからが楽しい”。 ショート・リッパーは、そこをしっかり押さえた設計です。

 

ショート・リッパーは、走りを軽くしたい、街中での瞬発力を楽しみたい、ステンレスの焼け色を育てたい。そんなライダーに響く一本です。バッサーニらしい力強さはそのままに、2025対応の取り回し、ショートならではのルックス、フルエキらしい確かなトルクアップ。装着すれば“走り出した瞬間の気持ちよさ”がはっきり分かります。あなたのソフテイルに、ひとつ新しい性格を与えてくれるマフラーです。

ページ作成・編集者

イノウエ ダイスケ事業推進部
ハーレーいじりとマーシャルアーツが趣味な中年ですが、家庭内では完全に戦力外。
犬にリードされ、妻と娘・息子に主導権を握られっぱなし。
気づけば主夫スキルが爆上がり中。
通勤と工具を握るひとときだけが、ちょっとだけ自由。
――そんな人生折り返し地点のおじさんですが、パーツ選びには妥協したくありません。
その思いを込めて、しっかり厳選したアイテムをご紹介いたします。