【疾風を断ち斬る輪郭】ILM MF509 フルフェイス・レーシングヘルメット

走り出す前のヘルメットを“かぶる瞬間”って、ちょっと儀式じみた楽しさを感じませんか?このMF509は、その儀式に小さなワクワクを足してくれます。
見た目は鋭く、雰囲気はストイック。けれど、扱いやすさもきちんと兼ね備えている。そんな、大人のバランス感を持った絶妙なフルフェイスです。

  

【スピードの空気に馴染むシルエット】ILM MF509 フルフェイス・レーシングヘルメット1

空力フォルムがもたらす“しなやかな静けさ”

MF509のシルエットは、“威圧しないスポーティーさ”のスパッと空気を切り裂くような流線形。
レーシングモデルにありがちな“強すぎる主張”は抑えめ。

頭部を包み込むシェルは軽さを意識しつつ、DOT・ECE基準の強度をしっかり確保しています。
高速域で特に感じやすい“頭が風に持っていかれる感”を抑えて風の逃げ方がとても素直なキャラクター。
ヘルメットの中に落ち着いた静けさが生まれる構造です。

走りそのものが滑らかになり、疲労の蓄積もガクッと減るような、そんな実用的なメリットが光るそんな個性をみせてくれます。

 

視界の広さに余裕があると、走りも変わる

フルフェイスの視界は、ライディングの質にかなり影響します。
MF509は、横方向の見切りの良さが印象的で、複数台での走行時や車線変更時の状況把握がとってもスムーズ。

ゴチャッとした周囲のシチュエーションでも、自分のペースを崩さずに走れるので自然と疲れも少なくなります。

シールド機構も扱いやすく、開閉のカチッとした手応えは上質の一言。
二重のシールドで光の入り具合を自在に調整できる感覚も、走るたびに小さな快適さを生むひとつのファクター。

【スピードの空気に馴染むシルエット】ILM MF509 フルフェイス・レーシングヘルメット2

  

【スピードの空気に馴染むシルエット】ILM MF509 フルフェイス・レーシングヘルメット3

内部の“住み心地”がいいと、ヘルメットが相棒になる

内装の触り心地は、思わず指で押し返したくなるしなやかさ。
スポーツ寄りのフィット感ながら、吸湿性のある素材が使われているので、蒸れがちな季節でも鬱陶しさを感じにくい仕様です。

このあたりは長距離や夏場の走行では「うあぁ…助かる」と思える、かなり大事なポイント。
内装は脱着可能となっているので、汗をかいた日でもサッとケアできて長く清潔にヘルメットとの日々を楽しめます。

空力・視界・フィット感の三つが自然につながり、扱いやすさの中にスポーティーな芯がある。
そんな“気張らないレーシング”という独特の世界観が、MF509の魅力です。

ヘルメットって、単なる装着物ではなく、走りと気分を左右するパートナーみたいなものだと感じます。
MF509との関係は、走る気持ちを少し背中を押してくれる方向に伸ばしてくれる存在です。
デザインも実用性も、気負わずに楽しめる一品として、選択肢に加える価値があります。

※日本では装飾品扱いとなるため、公道での使用はお控えください。

ページ作成・編集者

イノウエ ダイスケ事業推進部
ハーレーいじりとマーシャルアーツが趣味な中年ですが、家庭内では完全に戦力外。
犬にリードされ、妻と娘・息子に主導権を握られっぱなし。
気づけば主夫スキルが爆上がり中。
通勤と工具を握るひとときだけが、ちょっとだけ自由。
――そんな人生折り返し地点のおじさんですが、パーツ選びには妥協したくありません。
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