スポーツスターにはショートフェンダーが似合う
ノーマルのフェンダーはやや長めに感じる事が多い。
特にフェンダー下部にナンバーがあると、反射板やその他のパーツでちょっとごちゃっとしたイメージに感じる事がある。
その場合は、ショートフェンダーとナンバーリロケーションを検討しよう。
ナンバーのリロケーションと規定について
ナンバーは以前のスポーツスターではテイルライトの上にある事が多く、大きなテイルライトと合わせてカスタムに悩む部分であった。
ナンバーもテイルライトも公道走行で必須だが、デザイン的にはスッキリしない。
せいぜいテイルライトをスモークにして、ナンバーをレイダウン(斜めにする)カスタムが多く、一部の人は全部取り去ってサイドナンバーに走っていた。
ちなみにレイダウンする場合は、角度は40度まで(2021年登録車両から)と規定され、それ以前に登録の車両には明確な規定はないようだが、後方からちゃんと見えれば(カバーをかけたり、極端な角度でなければ)OKと思われる。
という事は左のようなナンバーレイダウンキットも問題ない。取付も簡単だ。
最近はウインカーにテイルライトを組み込んだスポーツスターも増えたので、昔のような大きなテイルライトは付いてない車両も増えてきた。
通常、ナンバーはテイルライトの上か下に取りつけ、テイルライトからの上下の光がナンバー灯として機能しているが、大きなテイルライトが無くなるとナンバーの場所の自由度が増す。
そこで、XL1200Xのようにフェンダーを短めにしてその下にナンバーを置くスポーツスターも増えてきた。
この場合は、ナンバー灯と反射板が必要になり結構下に伸びてしまうので、せっかくのショートフェンダーなのにイヤという人も多い。
スポーツスターのサイドナンバー
そこで、ナンバーを左の車軸のあたりに移動するサイドナンバーにする人も多いが、いくつか注意点がある。
Made in USA のサイドナンバーは付かない?
USAでもサイドナンバーの人気は高く、多くのサイドナンバーキットが販売されている。
例えば、左側はハーレー純正のサイドナンバーキット。右はローランドサンズデザインのサイドナンバー。
しかしこれらは日本では使用できない。なぜかと言うと、ナンバーの大きさがアメリカと日本では違うから。日本のナンバーはアメリカの物よりひと廻り大きい。
固定するボルト穴の位置も異なる。アメリカは4か所で固定するが日本は2か所。
下の2か所は使わなくても良いが、上2個の穴の間隔が異なる・・・
それに、そもそもサイドナンバーの中にナンバーを収めるフレームが付いているが、ここに日本のナンバーは入らない。
アメリカ仕様には変換キットという手もあり
上のサイドナンバーキットはDK-CUSTOMの物。USA用だが余計な枠などはないシンプルな物。
こういう場合は下の変換アダプタを使用すれば日本のナンバーがボルトオンで装着できる。
ナンバー灯にはLEDを使用可能。
ナンバーにはナンバー灯が必要だが小さなLEDライトをボルトに組み込んだ物がある。
これをナンバー固定ボルトの所に使用する事ができ、かなりスッキリする。
特にサイドナンバーには似合う。
縦ナンバーは禁止
以前はサイドナンバーで縦もOKだった。
しかし、2017年から縦ナンバーは禁止となったので、車検は通らない。
USAではOKなので、現在でもキットは入手可能だが、実際に走行して取り締まりになるかどうかは不明・・・
今からカスタムするなら横のサイドナンバーかセンターナンバーにしておいた方が安心。
テイルライトをセンターにして横のサイドナンバーなら車検もOKなので、サイドナンバーならその方がお勧め。
サイドナンバーで横だと少しはみ出る
サイドナンバーで日本の大きなナンバーを横取付けすると、左に少しはみ出る。
左にすこし出ているという事を意識して走行する必要がある。特にすり抜けを行う時など・・
実際にはハンドルやひざの方が横に出ているが、下なので気にした方が良いシチュエーションもあるかも。
上は EasyRiders製、下はキジマ製。ナンバーの上にテイルライトを配置すると車両のセンターではなくなるので、その場合は車検には適合しないかも(テイルライトを外してセンターにすればOK)。
サドルバッグ用サイドナンバーもあり。
サイドナンバーは左のアクスル部に取り付けるので、大型のサドルバッグを取り付けたい人には難しいかも知れない。
そんな人向けに、サドルバッグを考慮したサイドナンバーキットも販売されている。キジマ製。
ショートフェンダーが使える。
サイドナンバーにするとフェンダーが自由になる。ショートフェンダーが使える。
これはかなりスッキリとする。
リヤのショートフェンダーは形状も色々あるので、悩める。
センターナンバーとどっちが良い?
無理してサイドナンバーにしなくても、センターナンバーですっきりとさせたい、という要望も多い。
その場合は、センター用のキットが販売されている。
テイルライトを固定している3か所の穴をそのまま利用して取付けできる。
ナンバーの角度も法規対応の範囲で少し斜めになっている。上はプロト製、下はキジマ製。
LEDテイルライト併用タイプもあり
フェンダーの後ろのナンバーと固定金具を外してLEDテイルライト兼用のナンバーステーを取り付ける方法もある。
フェンダーの中にテイルライトが入る。
ナンバーがフェンダーの一部となるので、雨天の雨の跳ね上げも少なくなる。 キジマ製。
リアフェンダーとナンバーはバランスが重要
結局の所、リヤフェンダーとナンバーは比較的大きめのパーツで関連しているので、バランスが重要。
どういうデザインのフェンダーでナンバーをどこにどう付けたらどうなるか、イマジネーションしてみよう。