バッテリー

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ライトやセルスターターなど、バイクで使用する電気をためる部品。そのままでは電気が切れてしまうので、オルタネータで発電した電気を常に補充している。

通常のバイクや車で使用されているバッテリーは鉛と希硫酸を使用している。希硫酸の比重が充電状態で変わり、上部の窓から色で比重が確認できる物も有った。希硫酸が漏れると付着した物にダメージがあるので取り扱いに注意が必要。

バッテリーの上部からホースが車体下部に伸びてオーバーフローした場合に逃がす構造になっていた。

MF(メインテナンスフリー)という希硫酸を初期に入れなくてもよい、シールされて補充も不要なバッテリーが出て取り扱いが簡単になった。

ハーレー用のバッテリーもMFだが、通常のバッテリーを進化させたAGM(Absorbent Glass Mat)方式というグラスマットに希硫酸を染み込ませた方式を採用している。以前の液体を使用したバッテリーよりも信頼性が高く、極板も大きく出来るので容量も大きくできる特徴がある。基本的にはAGMも通常の鉛バッテリーと同じ特徴(電圧特性など)を持つ。

バッテリー内部は6つのセルに分かれ、約2Vづつを発生しトータルで12~13Vを発生させる。

鉛バッテリーの欠点は自己放電電流がやや多く放置すると内部の充電量が減少する事。そして、過放電に弱い事。放電した状態で放置すると内部にサルフェーションと呼ばれる白い粉が極板に付着していく。サルフェーション(絶縁物質)は固化していき充電容量が減っていく。冬季に数か月乗車しないとこの状態になり、その後に充電しても元には戻らない(冬季は温度が低くバッテリーの能力が下がるので現象が出やすい)。

最近リチウムバッテリーが出てきたが、鉛バッテリーに比べ非常に軽量で(約1/10近い)、自己放電が少なく放置してもサルフェーションが出来ない。

しかし、初期放電電流はまだ鉛バッテリーより弱く、何より航空機で火災が発生した事から航空貨物に積めない、船便でも積めない事も多く、流通に制限がある。以前日本で販売されていたバイク用リチウムバッテリーもほとんどが販売されなくなった。